11月29日(土)の地球学は、2年生1・2組が鶏の解剖を行いました。中学理科教育活動の一環として、本校では毎年この時期に2年生が鶏の解剖実習を行っており、本校の行事の目玉の一つでもあります。
事前学習では、鶏の解剖のVTRを見て残酷な様子に悲鳴をあげる生徒もおり、「本当に自分達で最後まで解剖できるのか」と不安に感じる生徒もいました。
迎えた当日。生の鶏を見て、解剖することに抵抗を感じ、気分が悪くなる生徒も数人いました。しかし、「命を無駄にしないように、何があっても最後までしっかりとやり遂げないといけない」「いただいた命に感謝して、しっかりと細部まで観察しよう」と声掛けした生徒がおり、全員で最後までしっかりと観察することができました。
生徒の解剖した鶏は、から揚げや香草焼き、シチューなどの食材とさせていただき、命に感謝して生徒自身の昼食としました。解剖実習を通して、生物の体のつくりについての理解を深めるのと同時に、食事とは『地球の生態系を形成する一員として、ヒトが他の命をもらって生命をつないでいる行為なのだ』と再確認できました。