今年度も「地球学」特別プログラムに行ってきました。
今年度の訪問地は福井県の恐竜博物館や東尋坊、そして三方五湖でした。
恐竜博物館では、実際の化石発掘現場を見学させてもらい、そのすぐそばで発掘体験をしました。さすがに恐竜の化石は見つけることができませんでしたが、貝や植物の化石を見つけ出す生徒もいました。
東尋坊では、自然によって作られた柱状節理を見学しました。遊覧船に乗って海上から見ることができたので、大自然のすごさをより感じることができました。生徒たちは日本海の荒波に揺られる遊覧船がスリル満点だったようです。
2日目は、福井県の若狭地方まで移動し、三方五湖でも遊覧船に乗り、湖の水面のようすから海と湖の違いを実感することができました。さらに、バスで梅丈岳に登り、山の上から三方五湖と日本海の景観を楽しみました。
最後は、バーベキューと海水浴でおもいっきり楽しんで帰ってきました。
~メモ~
「地球学」は、京都学園にしかない独自の体験型授業ですが、「特別プログラム」は宿泊を伴う希望参加制の研修です。
地球学特別プログラムの第1弾は、熊本県阿蘇市でカルデラを見学しました。
福井県立恐竜博物館のある福井県勝山市は国内有数の化石産地で市内全域が日本ジオパークとして指定されています。福井県立恐竜博物館は、日本では最大級の恐竜博物館であり、カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館と姉妹提携を結んでいます。
東尋坊の岩は国の天然記念物として指定されています。柱状節理世界三大絶勝のひとつになっています。柱状節理とは、溶岩などが冷却し固化して六角形のような柱の集合が形成されたものです。
三方五湖は、2005年11月にラムサール条約湿地に登録されました。三方五湖の中の水月湖の年縞は「世界標準のものさし」として定められるなど、学術的に非常に貴重な環境です。