11月16日(土)、中学2年生が地球学の校外学習で二条城見学に行きました。
「古都京都の文化財」の1つとして世界文化遺産に登録されている二条城では、国宝に指定されている二の丸御殿の中を見学したり、実際に石垣や門を手で触ってみたりして、歴史を肌で感じることができました。
今回の校外学習では、同じく江戸時代に活用された高瀬川の「一之船入」まで足を運びました。
「船入」とは、船の荷物の積み下ろしや船の方向転換をする入江のことで、京都の高瀬川の最北端にあった船入を「一之船入」と呼び、現在も残っています。(昔は一之船入~九之船入まであったそうですが、残っているのは一之船入だけです。隠れた史跡です。)
高瀬川は、伏見港までつながっており資材の運搬用の水路として活用されていました。その最北端にある「一之船入」は二条通りのすぐ南にあり、そのまま西へ一直線にいけば二条城があります。二条城への資材の運搬にも使われたものと考えられています。
さらに、「一之船入」のすぐそばにある「島津創業記念資料館」の見学もしました。
島津製作所は、数ある京都の精密機器製造会社のなかでも最も古い歴史を持つ会社です。ここでも、現在の京都の礎となった貴重な資料をたくさん見学することができました。
この日は「関西文化の日」、特別に普段は触ることのできない機械を触らせていただきました。