京都学園高等学校の硬式野球部員と、アメリカ・カリフォルニア州モデスト市高校選抜チームによる日米高校生野球親善試合が決定しました。
京都学園高等学校は1992 年(平成4)よりアメリカ研修旅行を実施しています。現地での交流プログラムとして、カリフォルニア州スタニスラウス郡モデスト市での5 泊のホームステイと、現地の高等学校を訪問しての学校交流を20 年以上にわたり行っています。モデスト市はサンフランシスコの東約150km の内陸部に位置する人口約20 万人の都市であり、町の周辺にはアメリカでも有数の肥沃な大地が広がり、アーモンドやブドウの栽培が盛んです。
この場所は本校の創立者 辻本光楠(つじもと・こうなん)が1897 年(明治30)からの移民生活の中で日々労働に励んだ地であり、本校出身の日本プロ野球創生期の大投手 沢村栄治が1936 年(昭和11)の巨人軍米国遠征の際、先発登板した地でもあります。
今般、長年にわたる本校との交流を記念して、現地教育委員会から招請状が届きました。今年10月に本校2 年生がアメリカ研修旅行に訪問するタイミングで、現地高校生との野球による親善試合を行いたい旨の内容でありました。
奇しくも本年は辻本光楠が学園を創立してから90 年目にあたり、かつ沢村栄治投手の戦没から70 年目にあたります。本校ゆかりの人物がかつて夢を追いかけた土地で、現在の本校生がスポーツを通じてアメリカの生徒と交流します。時を超えて今、建学の精 神がひとつの実を結ぼうとしています。
●実施日 平成26 年10 月11 日(土曜日)
●開催場所 アメリカ合衆国カリフォルニア州スタニスラウス郡モデスト市
ジョン・サーマン球場(4000 人収容。モデスト・ナッツのホームグラウンド)
*モデスト・ナッツ……ロッキーズ傘下 A+ MLB マイナーリーグの球団