4月24日午後4時から、中学校超数学講座2019年度第2回が実施されました。
第1回は「数学の考え方」ということで、「論理パズル」に取り組み、パズルを楽しみながら論理的に考えることの一端を経験しました。
今回は「作図を楽しもう」の第1回目で、写真にあるように、「いろいろな形を、直線で切っていくつかの部分に分け、それを組み合わせて正方形を作る」
という問題に取り組みました。いわゆる「裁ち合わせ」の問題です。
まずテキストの図に、直線を引いたり折ったりして正方形が作られるかを考えます。
アイデアが浮かんだところで、別の紙に印刷されたものを実際に切って、組み合わせます。見事に正方形になれば終了ですが、失敗すればやり直しとなります。
問題は4問あり、2問はそれぞれ中学3年生と2年生が自力で解きました。残りの2問はかなり難しく、1問は指導教員が模範解答を見せ、生徒が実際にその通り切って制作し、最後の1問は次回までの「お預け」となりました。正方形が出来上がったときには感動があります。
「なぜ正方形が作られるのか?」ということには数学的な裏付けがあり、図形の学習になることは間違いありません。
作図や制作を通して、図形をより身近に考えられるようにするという狙いもあります。
参加メンバーにとって充実したひとときとなりました。