4月23日(土)、深泥池(みぞろがいけ)にて、中学1年生全員を対象に地球学フィールドワーク
「深泥池見学会」を実施しました。また京紫会(PTA)第1回文化教養講座として5名の保護者の方も参加いただきました。
深泥池は、京都市北区にある池で、氷河期からの生き残りとされる生物と、温暖地に生息する生物が共存しており、深泥池の生物群集が国の天然記念物に指定されているほど学術的にも貴重な池です。
現地では、深泥池自然観察会の成田先生に、深泥池の成り立ちや特徴、池に浮かぶ高層湿原である「浮島」について説明していただきました。また深泥池で調査をおこなっている本校の理科 中西文恵先生から深泥池の動植物についての詳しい説明がありました。今回は高校理科部の生徒2名もサポートしてくれました。
本州ではあまり見ることのない野生のジュンサイを触らせてもらったり、ウシガエルやカメを間近に見て生徒たちは目を輝かせていました。生徒たちは先生方のお話を聞きながら、メモを取ったりスケッチをしたり、とても熱心に観察を行っていました。
実際に〝自然″を見て、聴いて、触れて、匂いをかいで、舌で味わうことで、生徒たちは教室での勉強だけでは気づかない深泥池の持つ魅力を五感で感じ理解することが出来ました。