本日、京都学園中学校お正月の恒例行事である「新春かるた大会」を開催しました。
毎年、生徒たちが小倉百人一首を使って競い合うかるた大会ですが、今大会では例年とは大きく異なる光景が見られました。それは、決勝戦に出場する生徒たちが全員、平安貴族を思わせる狩衣・袿などを身にまとって競技している光景です。井筒企画様、時雨殿様より講師の先生方が来られ、直々に着付けから、全体向けに分かり易く衣装のレクチャーをしてくださいました。中でも圧巻だったのは、十二単(五衣・唐衣・裳)の衣紋をその場で実践してくださったことです。授業で一度は聞いたことがあるものの、滅多にお目にかかれない装束姿に生徒だけでなく、教員も興味津々でした。モデルとなった女子生徒からは「とても貴重な体験ができ光栄です」と喜びの声が聞けました。
決勝に残った6人のカルタ名人たちが煌びやかな格好で最後の真剣勝負。「ちはやぶる神代もきかず龍田川」と上の句が読まれ緊張が張りつめる中、「はい!」と威勢良くカルタを取る声がこだますると、周囲から歓声と拍手がおきました。
新年早々、何とも日本らしい格調高雅なひと時がそこにありました。