1月28日(火)に「Global Simulation Gaming(GSG)」を開催しました。
Global Simulation Gaming (GSG)とは、
東京⼤学と⽴命館⼤学国際関係学部で開発されたシミュレーション・ゲーミングで
参加者がそれぞれのアクター(国際関係における主体)になりきり、
国際政治や国際経済の動きの中で、課題設定、政策立案、交渉、条約締結、政策行使という一連のプロセスを疑似的に体験をするものです。
本校では、2016年度からGSGに取り組んでおり、
今年度もフィリピンの姉妹校Saint Pedro Poveda Collegeを始め
愛媛大学附属高等学校、京都光華高等学校、中村学園女子高等学校の生徒のみなさんと共に英語をメイン言語とし
25カ国と国連、企業、NGO/NPO、メディアの全29のグループに分かれアクターになりきり
「Building More Sustainable and Resilient Global Supply Chains」をテーマに実施をしました。
この28日(火)のGSG本番を迎える前に、
生徒たちは割り当てられたアクターそのものについて研究をし
テーマに関するアクターの基本的な考え方はもちろん、その考えにいたった背景についても様々な角度からリサーチをします。
その中で自らがくみ取った、その国や組織としての視点から現在の世界を見渡し、
未来を予測して自分の演じるアクターにとって最善の未来図を描きます。
そして、その未来図の実現のために政策を立案し、交渉をして実現していきます。
GSG本番では、午前中は多国間での交渉を始め、議論を重ね、
午後は事前に提出をしていた修正案について全体会議を行いました。
今年は特に、アメリカのアクターの生徒たちが苦労をしていました。
大統領が変わり、政策も変更されたため
昨年の準備段階から改めてリサーチや変更を加えていくなど
演じてみてはじめて知る”国際情勢のリアル”を体感していました。
その他にも、議論が白熱したり、案を取り下げる国もあったりと終始盛り上がりを見せていました。
当日ご来校いただきました関係各校、関係各所のみなさま誠にありがとうございました。