6月に実施した「図書館教養講座」では、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連付けて疫病と人類の歴史に焦点を当て、
SDG3「すべての人に健康と福祉を」についてSTEAMの視点を取り入れて探究する学習を行いました。
その際、生徒たちは「アマビエチャレンジ」にも取り組み,それぞれが想像するアマビエを描きました。
この探究学習をより発展的な学びにするため、
文化地理学がご専門の京都先端科学大学人文学部教授 佐々木高弘先生をお招きし、
民俗学・地理学の視点から疫病や人類がどのように向き合ってきたのか学ぶ機会としました。
最初に、4グループの代表生徒によるアマビエや祇園祭の粽、北野御霊会、辟邪絵について
それぞれ調べ探究した内容についてプレゼンを行いました。
この発表を受けて、佐々木高弘先生より講評を含めたご講義をしていただきました。
なぜアマビエが広まったのか、疫病について昔の人はどのように捉えていたのか、
地理の視点から解き明かしてくださり、生徒たちも調べ切れなかったことを深く理解する機会となりました。