創立100周年記念企画として、8月21日(木)の全校朝礼終了後に、京都芸術大学のヤノベケンジ先生を講師にお迎えし「怒涛の自作語り」と題し、全校生徒向けに講演会を行いました。
ヤノベケンジ先生は、京都芸術大学 美術工芸学科の教授でもあり、「ULTRA FACTORY」のディレクターとしてもご活躍をされておられます。
SF映画のような巨大な彫刻や火や水を扱ったインスタレーションなど、
独自のユニークな作品の根底にある社会へのメッセージ性や魅力について作品を通じてお話をいただきました。
また、先生の幼少期などの貴重なお話や「人と違う作品をどうやったら作れますか?」「猫以外の動物の作品は作りますか?」「物事を観察するポイントは?」などの生徒や教員からの質問にも時間いっぱいまで大変丁寧にご回答をいただきました。
質問の回答の中では、先生がスランプに落ちた時は子供のときのピュアな気持ちに戻りながら振り返られることや
ひらめきやアイデアが思いつく時のお話を始め、
1番大事なことは「自分が好きなものを見つけ、自分がつくりたいものを自信をもってつくること」や若いうちに尖った視点を持つことが大事であることなど生徒にとって大変貴重なお話をしていただき、
KUASアートコンペティションや来月の文化祭に向けての機運を高めることも出来ました。
ヤノベケンジ先生、貴重なお話とお時間をいただきありがとうございました。
【ヤノベケンジ先生 プロフィール】
京都芸術大学 美術工芸学科 教授、「ULTRA FACTORY」ディレクター
1990 年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017 年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズを制作開始。2022 年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして《SHIP’S CAT(Muse)》(2021)が恒久設置される。
https://yanobe.com/
https://www.kyoto-art.ac.jp/info/teacher/detail/9793659