本日5月8日月曜日の5限目にすべてのHRで一斉に世界一大きな授業を行いました。
「世界一大きな授業」とは、教育協力NGOネットワーク(JNNE)が主催し、世界100か国以上の子どもたちと一緒に教育について考える世界規模のイベントです。京都学園中学高等学校でも全校をあげて取り組んでおり、今年で9回目を迎えます。今年度のテーマは「すべての子どもに教育を。一本のペンが世界を変える」です。
現在、世界で小学校に通えない子どもは5,800万人、文字の読み書きができない大人は7億8,100万人もいます。国際社会は2000年にすべての子どもと大人に基礎教育の権利を保障するために、「万人のための教育(Education for All)」目標を定め、2015年までに達成することを約束しました。「世界一大きな授業」は世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるイベントです。今年も世界100か国以上で開催し、参加者の声を各国政府に届け、教育政策に反映するように働きかけます。「すべての子どもに教育を」を合言葉に2003年にスタートし、2008年には885万人が参加、日本でも2015年には約7万人以上が参加しました。
私たちが当たり前のようにできている勉強が、いかにありがたいことか、そして世界の教育を受けられない子どもたちにどのようにしたら教育環境を整えてあげられるか、さらにその教育によって子どもたちの未来の選択肢がどれだけ広がるかについて考える良い機会になりました。