7月29日(月)・30(火)の2日間、国際コース1年生のKOA Global Studies(KOA学)に、一般社団法人SWiTCH代表理事の佐座槙苗氏を講師としてお迎えし『地球1つで暮らす方法を「京都の食」から考える』の講義を実施しました。
KOA学は国際コースオリジナルの探究学習で、本校の講師陣だけでなく国内外の高校・大学の教員や学生、国際機関、グローバル企業の方々とよりよい未来を想像し、まだ正解の存在しない課題に挑み、未来を切り拓く力を身に付けていくものです。
講師の佐座槙苗氏が代表理事をつとめる一般社団法人SWiTCHは、「地球1つで暮らしていくために」若者が中心となり、世代・業界・国境を超えて、共創するプラットフォームです。
今回のテーマ『地球1つで暮らす方法を「京都の食」から考える』を
以下の内容で、3回にわたり行いました。
第1回 「京都の食」のサプライチェーン
第2回 「京都の食」は生物多様性を豊かにできるか?
第3回 地球1つで暮らすための「京都の食」の選び方とは?
気候変動や食のサプライチェーン、プラネタリーバウンダリー、フードマイレージ、生物多様性、フードロスなど様々な視点での講義を参加型のプログラムで生徒が“自分ごと化”をしやすいように進めていただきました。
講義が進むにつれて、生徒たちも積極的に参加をしていました。
「京都の食を豊かにするために、自分たちが出来ること」という視点で、生徒が考えをまとめた結果
①食べ残しが出たら肥料や発電に再利用をすること
②蜂が暮らせるようにする巣を学校に設置する
という2案が出てきました。
そして、まずは②の蜂が暮らせるようにするために、学校へ蜂を増やすための方法や
市長・教育委員会・校長・先生・養蜂家・生徒会・植物店などのステークホルダーに向けて
のアプローチ方法もグループに分かれて考えました。
3時間の講義でしたが、生徒は大きな発見と意識の変化が見られました。
今回の講義の中だけでなく、自分たちの身近な小さな取り組みが
地球1つで暮らす方法につながるということを感じることが出来たと思います。
今後進めていく「食」をテーマにした課題研究を、今回の学びも活かし、KOA学の授業でさらに考えを深めていきましょう。
講師の佐座槙苗様、関係各所のみなさま、この度は貴重な機会をありがとうございました。