7月30日(火)「地球学特別プログラム」3日目、最終日です。
今年度の地球学特別プログラムは、
「阿蘇火山のめぐみと熊本地震から学ぶ防災教育、農畜産民泊」というテーマで
熊本市内、阿蘇地域のフィールドワーク&民泊を実施しています。
最終日は、阿蘇草原保全活動センターで退村式を行いました。
生徒たちは民泊受け入れ家庭の皆さんと別れを惜しんでいました。
受け入れ家庭の皆さんからは「またいつでも遊びにおいで」と温かい言葉をいただき
最後は全員で記念写真を撮って出発しました。
バスで草千里まで移動し、阿蘇火山博物館に到着。
館内では、学芸員のガイドさんから、阿蘇の誕生の歴史や地形、日本の火山について大変詳しく興味深いお話しを伺うことができました。
その後、ガイドさんの案内により草千里をフィールドワークを行いました。
話を聞くだけでなく、実際に自分の足で阿蘇の草原を歩いて、火山の成り立ちや植生や牛の放牧、野焼きについて学びを深めることができました。
昼食後、最後の目的地である阿蘇中岳火口を見学しました。
直径600m、深さ130mの中岳の火口は、現在でも活発な活動を続けており、火口には噴煙が上がり、近づくと硫黄の臭いが立ち込めていました。まさに地球の息吹を体感することができました。
今回の研修では、熊本・阿蘇エリアの学びを通じて、厳しいながらも人間に多くの恵みをもたしてくれる自然のありがたみと自然の恩恵を受けながら動植物と共生して生きてきた人間の生命力や知恵について考える貴重な機会になったと思います。